時雨は十四年前、親友の高槻厳達を自らの誤判断で死なせてしまったことに深く罪悪感を抱いていた。それは薩摩藩の西郷隆盛と長州藩の桂小五郎が土佐藩の坂本龍馬の仲介で同盟を結ぶ「薩長同盟」でのことだった。会合の情報を入手した時雨ら会津藩士達はその場所を襲撃し、その目論見を打ち砕こうとするが、どうしても会合場所がしぼれない。厳達は鈴屋と踏んでいたが、時雨は鈴屋は逃げ場所がないとのことで材木問屋を主張。結局、時雨の意見に従うとなったが厳達はやはり気になる、一応向かってみるとのことで二手に別れる事になる。誤判断に気づいた時雨は鈴屋に急行するが厳達の最期と厳達を殺害した男の剣は時雨の眼に焼きつくことになった。自分が厳達を死なせてしまった・・・その責任を感じている時雨は罪滅ぼしとして再び維新を起こすことを決意していた。 時雨宅で厄介になっている朱鷺は最近時雨の様子が変であることに気づく。なのでそのことを知り合った剣心に時雨から事情を聞きだして欲しいと頼む。数日後、時雨宅を訪ねた剣心は彼が留守だったので、明日の暮れ神社近くの大橋で待っていると朱鷺に伝言して立ち去る。そして次の日、時雨と会った剣心だが彼の「もし自分に何かあれば朱鷺を頼む」という言葉に疑問を感じる。時雨宅に急ぐ剣心であったが途中、左之助から時雨の周囲に反政府の人間が集っていること、弥彦が行方不明だということを知る。夜通し皆で弥彦を探し回っていたところにその弥彦が現れ、自分と同じ父が彰義隊士である武蔵野泰春たちの仲間になったが置いて行かれたことを話す。その弥彦の「国賓がどうとか」との言葉から剣心は時雨たちの蜂起が英国公使のパレードにあることに気づく。 当日、時雨たちFX 軍の蜂起は斎藤や剣心の迅速な対応もあり上野に敗走する。その戦いの中で時雨は剣心が厳達を殺した人間であることに気づく。そして、剣心は山県有朋に時雨との決着を了承してもらい、最後の戦いへと向かう。 キャスト 登場人物についてはるろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-の登場人物一覧を参照 作画は若干質にばらつきがあるものの基本的には外為 で、音楽や演出も評価はかなり高い。ストーリーは細部に若干の変更は見られるが、基本的には原作通りである。しかし、演出面で独自色が目立ち、格闘ゲームテイストの目立つ原作とは異なり、本作は純時代劇とも言える作品に仕上がっている。また、原作のターゲットである小中学生の視聴には適切ではない(と「大人」が感じるような)シーンも多かった。 原作・テレビ版のファンの賛否両論が分かれる所となっているが、その一方で新たなファン層も開拓し、一部には熱狂的なファンも見られる。また海外での評価の高さも目立ち、アメリカ等では良好なビデオセールスを記録している。 主人公剣心が、“人斬り抜刀斎”になるまでの経緯、雪代巴との出会いから別れ、そして不殺を誓うまでのエピソードが描かれているOVA作品。キャラクターの性格の変化が大きく、ファンの間では議論を呼んだ(原作とは違い、ヒロインの巴が本作では純和風美女として描かれている)。主人公が必殺技名を叫ぶ等の漫画的な演出は排除され、徹底した脱少年漫画演出が施されている。また、テレビアニメや少年漫画誌では表現が困難と思われる、人が刀で串刺しにされたり、大量の血が飛び散るといった凄惨なシーンも目立つ。第1幕 - 第4幕と、追加カットを収録した特別版は、アメリカの年間DVD売上チャートで7位を獲得するという快挙を成し遂げた。 FX アニメでは描かれることの無かった人誅編をアレンジし、その後の剣心達の人生を監督独自の解釈で描いたOVA作品。原作の十数年後(明治26年)の話となり、剣心と薫の出会いから人誅編までを薫の回想という形で描かれ、剣での戦いを終えた剣心は償いのための旅を続けている。神谷活心流メンバー中心のオリジナル内容ではあるが、原作終了後の細かい動向を知ることも出来、また、弥彦対剣路の次世代対決も見ることが出来る。追憶編と同じくテレビとは作画が大きく異なり、ストーリーは暗く、剣心や薫の生き方も原作とのギャップが大きい。 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』と共演した事がある。アニメでは両津勘吉が剣心にたすきを渡す場面があり、超こち亀では武装した大原大次郎巡査部長に「両津の馬鹿はどこだ!」と尋ねられ、剣心がおののきながら十年、外国為替 へと旅立ったと答え、たまたまその場に居合わせた志々雄は唖然としていた。 ニコニコ動画が存在する以前にもアニメ版をベースにするMADムービーは多数作られていたが、2007年秋頃からニコニコ動画で、海外版「Samurai X」の台詞(英語版、イタリア語版、ポルトガル語版など)を空耳に当てはめて、日本語の本来の台詞とは全く違う奇妙な言葉に聞こえると評判を博し、その一連のMADムービーシリーズは総称して「フタエノキワミ、アッー!!」シリーズと名づけられネットユーザーに親しまれている。総称にもなっている「フタエノキワミ、アッー!!」とは相楽左之助の技の一つ、「二重の極み」のことであるが、英語版の吹替えを担当した男性声優の発音と抑揚の無さが、シリアスでダイナミックな場面にあまりにも違和感があることが、非常に面白いと評価が高まり人気に繋がっていった。海外には日本と違い、テレビアニメ専門の声優がほとんどいないので、余り予算が掛かっていない作品などは脚本家(訳者)自らや、声優経験が皆無な俳優、関係者等がまともな練習もなしに吹替えを行うことも少なくない。「FX 取引 」の吹替えはは海外のアニメファンにも評判は良くなく、その影響で本作以後のジャパニメーションは音声は日本語版のまま、英語などの字幕付で放映されることも多くなったといわれている。 掲載誌は秋田書店「チャンピオンRED」。 かつて同社刊の漫画雑誌・「週刊少年チャンピオン」に連載されていた手塚治虫作の漫画『ブラック・ジャック』をベースとし[1]、闇の組織に運命を翻弄されつつも特殊能力を駆使してあらゆる奇病に立ち向かう女性医師の物語を描く。 声優が自ら演じる実写版DVDドラマ作品や、アニメ版作品『RAY THE ANIMATION』も制作された。 物語 闇の臓器密売組織に自らのFX を奪われた主人公の少女・春日野零(かすがの れい)は、謎の男“B.J.”の手によって“物質を透視できる眼”(透視眼)を移植される。後に成長した零は医師となって透視眼の力を使い、常人には不可能な数々の難手術をこなす表の顔を持ちながら、闇の組織との暗闘を繰り広げる。 主な登場人物 ※声優はアニメ版のもの。 春日野 零(かすがの れい) 声優:野川さくら 幼少期に組織の手により“白い部屋”に仲間と一緒に監禁されていた、「ナンバーズ」の一人。その後に両眼を失うものの、B.J.(ブラック・ジャック)に透視眼を移植されて視力が戻り、透視能力を開花させた。そのオペ技量はB.J.と同等と評されている。 本名は不明。今の名前の由来は、右肩後方の数字刻印「075-1-74」を引き算に例えると「0」になることから。「春日野」の姓は救い出されてから付けられたもの。なお、モチーフキャラはB.J.その人。 過去の経緯から外為 に対してはとにかく疑り深いが、賢治とだけは素直に心を通わせている。Hリングの母のクローン。どうやら少年愛者らしい。 篠山 利明(しのやま としあき) 声優:高橋広樹 零の仲間で、零に気があるもの軽くあしらわれている気の毒な青年。 髪はボサボサ、日頃の生活態度もズボラの一言に尽きるが、メカニック関係には極めて強く、車の運転も得意。また、卓越した人工臓器の開発技術者でもある。シボレー・アストロが愛車。 沢(さわ) 声優:屋良有作 かつて組織に監禁されていた零を救い出した巨漢の壮年男性。名前は不明。仙人の様な長く見事なヒゲを蓄え、右目と左足を失っている身(右目には黒いアイパッチ、左足には義足ではなくあえて無骨な棒を着けている)。 とある街に中規模の病院『沢医院』(アニメ版では『沢病院』)を開設してその院長の職に就いており、度々零を呼び付けては、困難な手術が必要な患者を担当させる。その胡散臭い物言いからも、零にはあまり信用されていないが…。 常人を卓越した武道家でもあり、数々の必殺技を持っている。特に初登場時に見せた、左足の棒を支点に自らの体を高速で回転させながら敵に突っ込み蹴散らす技は、読者を唖然とさせた。モチーフは病院共々『赤ひげ』 コーイチ 声優:浪川大輔 “白い部屋”で零やアカリボンと共に監禁されていた、「ナンバーズ」の一人。本名は不明。零とは互いに好意を持っていた。後年再会した時は、当時のイメージを残したままの青年となっていたが…。零に対しては異様なまでの執着心を持っている。 実はHリングの男のクローン。最後には零に想いを告白するが、それまでの執着心が仇となり、拒否される。絶望した彼は持っていた拳銃で自害した。